人前で話すことはいつまで経っても緊張する。プレゼンへの心構えとより良いプレゼンの作り方

研究についてのヒント
芝くん
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ご安全に!

芝くん(@Siva0505U)です!

 

このブログは僕が大学の研究室に在籍していたとき知りたかったことを中心に趣味のネタを交えながら理系大学生・大学院生に向けた生きるためのヒントになる記事を更新していきたいと考えています。

 

 

11月も中旬ですね!

秋頃といえば学会発表やら中間報告やらで人前で話す機会が増える時期です。

 

かく言う僕もつい先週に社内発表をしてきました。

 

思い返せば高校の頃からプレゼン資料をパワーポイントなどでを使って人前で話す機会がしばしばあったような気がします。

今までに数十回は人前で話してきた僕ですが、何回やっても慣れないものです。

 

今回はそんなプレゼンテーションについてどうすれば失敗せずに乗り越えられるかを僕なりの考えを書いていこうと思います。

ちなみにこれが正解だとも思わないので、自分なりにやりやすい方法を見つけるヒントになれば幸いです。

 

 

理系の人生を歩むことを前提とするならば絶っっっっったいに避けて通れないものがあります。

それはプレゼンテーション(人前での発表)です。

理系大学生・大学院生向けのブログなのでどうしても理系目線になりますが、プレゼン能力は文理問わず必要なスキルだと思います。

特に研究開発を行っている人は自分が行ってきた研究成果の報告をする機会がかならずあると思います。(少なくとも学生なら卒論発表・修論発表で避けられない運命)

 

そこでこの記事では僕なりのプレゼンへの心構えプレゼンの作り方改良のしかたについての考え方をまとめます。

 

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プレゼンへの心構え

プレゼンで最も大事なことは初めて自分の話を聞く人に納得してもらうことです。

特に覚えてもらいたいことは 

  • プレゼンは誰もが大なり小なり緊張するもの
  • 初めはクオリティーを求めずまず完成させる。早いほどいい
  • ある程度資料がまとまったら発表練習も含めてなるべく人に見てもらう
  • プレゼン資料に完成はない
  • プレゼンのダメ出しを受けたとしても自分の人格を否定されているわけではない

ということです。

 

プレゼンを直前に控えている人はおそらく緊張していると思います。

むしろ緊張しない人はプレゼンに対してもう少し真面目に向き合ったほうがいいと思います。

適度な緊張はよい結果のために必要なことだと思います。

僕も人前での発表回数が増えてきましたがそれでも緊張感を持ってプレゼンに挑むようにしています。

発表までに内容に関して自信をつけることができれば必要以上の緊張もしなくなります。

プレゼンの経験を積むことで緊張感のコントロールもうまくなります。

 

また、プレゼンは完成するまで人に見せたくないという人が多いと思いますが、序論から結論まで完成したらとりあえず人に見てもらいましょう

慣れないうちは、どんなに遅くともプレゼン1ヶ月前には1度目の確認をしてもらうことをおすすめします。

確認して貰う人は先輩、上司、同期、後輩、家族など、いろいろな人に見てもらい意見をもらうといいと思います。

僕も先日行った発表では持ち時間12分の発表練習で初回19分発表しました。

これは極端過ぎますが、荒削りでもまず自分の手持ちを全部見てもらうくらいの気持ちで挑むといいと思います。

 

なぜ早く見せたほうがいいかというと、プレゼン資料に100%の完成はないからです。

自分一人で100%の資料を作ったと思っても、人には30%も伝わればいいほうです。

僕が今このブログを書いているときも同じことを考えていますが、まず見てもらってそのフィードバックで改善したほうが効率もいいですし、少しづつですがプレゼン資料の作り方がわかってきます。

 

荒削りの資料を作るのにも時間がかかることだと思います。

皆さん一生懸命プレゼン資料を作ると思います。

しかし一生懸命作って良い発表をしたと思っても評価されないことは多々あります

評価されずに落ち込むことはあると思いますが、それはあくまで今回の結果であり、あなたの人格が否定されているわけではないのです。

なぜいい評価が得られなかったのか発表を聴いてくれた人から意見をもらうことで次につなげられたら最高ですね。

僕もプレゼン大会で自信があったのですが評価が低くて少し落ち込んでいました。

しかし、「発表の仕方がうまくなったね、たくさん練習したでしょ」って言ってもらえたときは嬉しかったです。

評価の軸も一つではないのでめげずに頑張りましょう!

僕も一緒にがんばります。

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プレゼンの作り方

プレゼンへの心構えではザックリ「さっさと資料作って練習しろ!」と書きましたが、そもそもどうやって作ればいいんだよって悩むと思います。

そこでプレゼン資料の作り方について僕なりの考え方をまとめます。

 

  1. テーマを決めてコンテンツになりそうなデータなり資料なりを集める
  2. まず、発表の目的に合ったタイトルを考えてみる(あとで変更可)
  3. コンテンツを眺めて結論のようなものを決める
  4. 結論へ至るストーリーを考える
  5. 背景や序論を書く

 

テーマを決めてコンテンツになりそうなデータなり資料なりを集める

何はともあれ中身が無いと話が始まらないので気合でコンテンツになりそうなデータや資料を集めましょう。

コンテンツのテーマは今の研究で注目している部分になると思います。

選択肢が増えるので、コンテンツは多ければ多いほどいいです。

発表の目的に合ったタイトルを考えてみる(あとで変更可)

コンテンツが集まったら次にタイトルを考えましょう!

初めは仮タイトル決めるくらいの気持ちでいいです。

コンテンツを集めるときに考えていたテーマそのままでも大丈夫です。

 

ある程度の方向性が決まって初めに思い描いていたストーリーから大きく変わることがありますが、そのときは思い切ってタイトルを変えてしまいましょう(笑)

使えそうなデータを眺めているうちに結論が180度変わることも時々あります。

タイトルは柔軟に行きましょう。

コンテンツを眺めて結論のようなものを決める

データの規則性やら傾向から結論めいたものが得られると思います。

日頃から周囲の人とデータについて議論しておくと結論も見通しが立ちやすくなります。

考察はデータが新鮮なうちに済ませておきましょう。

結論へ至るストーリーを考える

結論が決まればもうゴールも目前です。

結論を考えた思考をそのままにコンテンツを並べるだけで大丈夫です。

場合によって一番面倒な作業は次です。

導入や背景を書く

前例や先行研究があれば基本的にはそのコピペで問題ないです。

そこに追加して導入として一般論を加えればプレゼン資料の完成です!

 

面倒なのは前例や先行研究がまとめられていないときです。

自分のデータ以外の資料を集める必要があるからです。

しかし、前例や先行研究を調べることは自分の知識増強にもなるので、是非データ整理と同じくらい時間を割いて欲しいと思います。

プレゼンは「内容を考える→作る→練習→修正箇所のあぶり出し」のサイクルで完成度を高める

ザックリと上記の手順でプレゼン資料ができたら満足感に浸りましょう

完成した瞬間は達成感や披露から正確な判断ができません。

プレゼン資料は一晩寝かすことで冷静な判断ができる様になるので、完成度を高める作業は翌日から取り掛かると吉です。

 

そして、翌日冷静な感情になった状態で発表練習をしてみましょう。

また、資料の完成度が酷い状態でも時間の許す限り人に見てもらいましょう

グダグダでも発表の流れのとおりに最後の資料まで「声に出して」読み上げてください

時間オーバーしてもいいですし、ストーリーがやや破綻していても問題ありません。

 

初めの発表では肉付けをもりもりで時間オーバーするくらいで大丈夫です。

今あるコンテンツを確認するくらいの勢いでいいと思います。

その中でここを強調したほうがいいとかここは本質と関係ないから削ろうとか客観的に観ることができると思います。

 

また、発表練習している中でスラスラ言える部分と、どうしても詰まってしまう部分があると思います。

その詰まってしまう部分が大切で、おそらくそこはプレゼンの違和感がある部分だと思います。

その違和感をメモしたらそれを解消することを考えてください

 

  

プレゼンはこの「内容を考える→作る→練習→修正箇所のあぶり出し」のサイクルで完成度を高めて行きましょう。

発表本番まではこのサイクルをひたすらに繰り返して下さい。

 

プレゼンの完成度は自分で考える%の数字ではなく、このサイクル回数に比例します。

発表までに1回でも多くサイクルを回すことで、自信にも繋がり程よい緊張感を持つことができます。

僕も今までの発表で、ひたすらにこのサイクルを回して来ました。

よりよい資料になるなら直前の変更もアリ ※ただし大きな変更の場合は他人の意見を仰ぐこと

ここからは特に賛否分かれると思いますが、プレゼンがよりわかりやすくなるなら期限ギリギリまで資料を変更しても構わないと思います。

先日の発表でも直前で直感的にわかりやすい結論に変更しました。

 

直前にプレゼン資料を大幅に変更するとき注意して欲しいのですが、独断で変更を決めないでください

プレゼン資料を確認してくれた人たちは発表練習を何度か観ているので、ある程度の内容が頭に入っています。

そんな人たちはプレゼンの場面においては強い味方になります。

少なくとも会場で自分の発表を理解してくれる人がいるからです。

 

それが当日全く知らない結論に変更されると味方が誰もいない状態になります。

それでプレゼンが大成功ならいいのですが、中途半端な結果のとき味方がいなくなります。

それを避けるためにも大きな変更前にはよく面倒を観てくれた人たちの意見を聴くようにしてください。

変更したい理由がちゃんと説明できて納得してもらえるなら大丈夫です。

プレゼンは場数を重ねるしか成長する方法がない

以上が僕なりのプレゼンの心構えとより良いプレゼンの作り方です。

人に見てもらい意見をもらう回数がプレゼン資料のクオリティーアップと自信にも繋がります。

より良い資料を作るためには「内容を考える→作る→練習→修正箇所のあぶり出し」のサイクルを重ねることを目標にしてみてください。

 

プレゼンには慣れがあることも間違いないです。

人前で話すことは緊張しますが、その緊張感が程よいスパイスになり研究のモチベーションにもつながると信じています。

 

今後プレゼンをされる方がいましたらこういう考えもあると参考にして貰えれば幸いです。

 

それではご安全に!

芝くん

 

 


P.S.

11月10日の記事の最後に書いたとおりAppleイベントを観た直後にmac miniをポチりました。

来週には手元に届くと思うので、そのときレビューもしようと思います。


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